身の回りのゴミから有機肥料を自給する | 0円からの家庭菜園

家庭菜園などで、必ず必要になるの肥料。

しかし、現代農業で使われる化学肥料は多くの問題をはらんでいる。また、商売をするわけでもなく、家計の足しにするためのにいろいろとお金を使うのもナンセンスな気がする。

そんなこともあり、僕はエネルギーとお金をかけずに家庭菜園をするようにしている。

自家消費のレベルであれば、身の回りにあるもので有機肥料を自給することができる。

そこで、今回は主に家庭から排出されるゴミを中心に多く含有する成分ごとに肥料にできるものを紹介していきたい。

背景

僕が有機肥料を自給している背景としては、大きく2つの理由がある。

生ゴミの削減

生ゴミは、元が食物なので分解することで肥料に出来る。そのため、ゴミにすることは養分の資源を捨てていることになる。生ゴミをコンポストで分解して堆肥化することで、養分の有効活用につながる。

また、仮に生ゴミとしてそのまま廃棄した場合、ゴミの運搬と焼却にエネルギーを使うため、CO2排出にもつながる。

そのため、生ゴミを堆肥化することで、養分の有効活用とCO2排出の抑制というメリットがある。

化学肥料を使わない

もう一つが化学肥料を使わないようにするためだ。有機肥料の対義にあるのが、化学肥料だが、この化学肥料を使わないようにするために自給している。

化学肥料は、窒素で言えば窒素肥料の水質・土壌汚染、リンで言えばリン鉱石の枯渇の問題など多くの問題をはらんでいるため、サスティナビリティという観点で疑問符がつく。

また、これは市販の有機肥料にも共通するが、肥料を流通させるまでの加工・運搬など過程でエネルギーを使うため、化石燃料由来のCO2排出もある。そのため、買うよりも自給するほうがCO2排出の観点で合理的なのだ。

N(窒素)肥料

アミノ酸やタンパク質の構成要素で、生物にとって重要な成分。植物では、葉や茎を中心に植物が成長する上で、必要。

空気に大量に含まれているが、植物(マメ科以外)は空気中の窒素を養分として取り込めないため、土壌から窒素を吸収する必要がある。

家にコンポストがあれば、よほど偏った生ゴミの出し方(やたら骨だけなど)をしていなければ、堆肥が窒素分を含んでいるのであまり個別に気にする必要はない。

雑草、落ち葉

無料かつ、集めやすい。元々が葉なので、窒素分を含んでいる。

僕は、近所の公園の入り口など通行に支障がでる場所の雑草を刈って、家に持って帰って土作りに使っている。

家庭菜園の土が欲しいので、近所の雑草を刈ってきた。

 

茶殻、コーヒーかす

家で日常的にお茶やコーヒーを飲む人は、茶殻やコーヒーかすが生ゴミで出てくる。飲んだあとに消臭剤代わりなどに使えるが、その後にゴミとなる。

カフェイン成分が植物の成長を阻害するのでそのまま撒かずに、コンポストで分解してから、肥料として使用する。

元々が、葉や実なので分解が鈍くなったコンポストの促進にも使える。

 

P(リン)

リンは、リン酸の形で植物の細胞に必要で、花や実の成長を促進させる。そのため、実をつけるような野菜、果物に非常に重要な成分。

ちなみに、リンの有効活用は、僕のライフワークの2大テーマの一つである。もう一つは、温暖化。

あまりチッ素を含まずにリンを補給したい場合は、骨粉を肥料にするのが良い。

骨粉は通常、ニワトリやブタの骨を粉砕して高温で長時間圧力を加えたものだが、それを家庭ごみで代用する。

 

魚の骨

魚の骨もリン酸を多く含むため、魚を食べた後の骨などをミルで細かく粉砕すると、骨粉のような肥料にある。高温での長時間加圧は出来ないが、遅効性の肥料として、実をつける植物のプランター(特にイチゴ)のリン肥料として活用した。

現状は、リン肥料はこの魚の骨の骨粉を利用している。

食べた後の魚の骨でイチゴ向けのP(リン)肥料を自給する。

鶏の骨

手羽先や手羽元などを食べた骨を粉砕すれば、骨粉になる。我が家では、魚の骨の方が粉砕しやすいので専ら魚の骨を肥料として利用し、鶏の骨は鉢底にいれる軽石の代わりに鶏の骨を利用している。

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出汁を取ってから肥料にするのが、オススメ

魚の骨、鶏の骨どちらも出汁を取ることができる。そのため、出汁を取った後の骨を肥料にするのがオススメ。

出汁を取ることで、食材の有効活用になるというのもさることながら、骨を熱で加熱することになるので何もしないよりも骨を粉砕しやすくなるという副産物もある。(メリット)

残った魚の骨だけで出汁(だし)をとる

 

K(カリウム)

カリウムは、植物の根の成長を促進する成分。

草木灰

薪ストーブが家にある人や身近なところでたき火ができる人は、落ち葉や木の枝を燃やした後の灰を草木灰として肥料に使える。

ただ、都心部ではたき火が出来ないので、意外と入手が困難だったする。

バーベキューで出る灰

草木灰の入手が困難な人には、バーベキューをした後に、バーベキュー場に廃棄する灰をオススメする。

この灰が草木灰の代わりとして、代用できる。元が炭なので、草木灰と成分的には大きく変わらない。そのため、バーベキューをした後は、灰を家に持ち帰って土作りの材料にしている。

雑記

ものすごく野菜のクオリティへのこだわりがあるわけではなければ、家庭菜園のレベルであれば肥料は身の回りのもので十分自給できる。

最近、ミニマルなライフスタイルが流行っているが、ゴミを有効活用して、減らすということもある種ミニマルだと思う。

少し手間はかかるが、資源の有効活用、循環という視点で見れば合理的だ。

お金がかからず、ゴミとなるものが資源として循環できるし、なによりその循環する自然のメカニズムを体感するのが楽しい。

 

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