食べた後の魚の骨でイチゴ向けのP(リン)肥料を自給する。

僕は、三鷹市の片隅でひょっこり暮らす自称「ベランダー」。 “真っ当にゆるく生きる”をモットーに金と手間をかけずに植物を育てることを喜びにしている。


僕は2014年から家庭菜園をやっているが、その中でいくつかのルールを設定している。

・無農薬、化学肥料を使わない
・土は、初期投資以外は買わない
・肥料は買わない

肥料を買わずに、コンポストでの生ゴミ堆肥や家の近くの落ち葉や雑草の堆肥、液肥代わりに尿を使って野菜などを作ってきたが一つ問題が発生した。
肥料の養分バランスだ。

植物の成長に必要な養分は、一般的にN(窒素)、P(リン)、K(カリウム)と言われている。

  • N(窒素)は、葉や茎などの成長に。
  • P(リン)は、花や実をつけるために。
  • K(カリウム)は、根の成長に。

コンポストで作っている堆肥だと、N(窒素)が多めになる傾向になる。
基本は、葉物野菜を中心に作っているので問題はないのだが、イチゴなど実をつけるのを目的にする植物の場合、N(窒素)が多いと葉の成長が促進され、実をうまくつけてくれない。

そんなこともあって、2年目のイチゴの収穫はイマイチだった。

リンの配合バランスの高い肥料を自給するには、どうすればよいか?
身の回りから出るゴミの中でP(リン)の比率が高いものを探してみることにした。

骨に着目する

化学肥料以外でリン酸を多く含む肥料を調べていくと、骨粉(家畜など)がヒットした。しかし、普通に生活を骨粉を手にすることもないし、牛・豚・鶏の肉を買うときも骨付きの物を買うこともあまりないため、骨粉は却下。

骨粉が肥料でいけるということは、魚の骨もいけるんじゃないかと思い、魚の骨をイチゴ用の肥料にすることにした。

魚の骨は、成分の大半がリン酸カルシウムで構成されているため、ちゃんと分解されればリンを多く含む肥料になるだろうと思って。

以前、残った魚の骨の有効活用で出汁をとっていることを書いた。だしを取った後の骨はそのままコンポストに入れて他の生ゴミと一緒に生ゴミ堆肥にしていたが、今回は骨だけを肥料にすることにした。

残った魚の骨だけで出汁(だし)をとる

残った魚の骨を粉砕

焼き魚を食べた後に残った骨をミキサーのミルで粉砕して、粉末状に。

まだ、少し水分があったので1週間ほど日の当たるところで乾燥させて完成!

あとは、これをイチゴのプランターにまいてOK。
これで、イチゴがしっかり実をつければ言うことなし。

ちょっとした小話

今回、肥料について調べていく中で昔の肥料の歴史も見る機会があった。江戸時代に日本では下肥(人糞)を肥料として使っており、農村と都市で資源循環されていたのは、わりと有名な話だ。

しかし、いろいろと知らべていくと、干鰯と呼ばれる乾燥したイワシや小魚が肥料として使われていたらしい。

昔は、それぐらい魚がよく取れたということ(保存がきかないということもあるが)といかに肥料となる養分が大切であったかがよく分かる。

普段、養分を垂れ流しにしている現代人のライフスタイルと社会システムについて、改めて考えさせられる。

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