焼き魚などを食べた後や魚を捌いた後に出てくる魚の骨。
よく、魚のあらで出汁を取って、あら汁にしたりしますが、骨だけでも出汁を取ることができます。なので、焼き魚を食べたあとで出てくる骨などを捨てる前に有効活用することが出来ます。
魚の骨の出汁(だし)の取り方
魚の骨からの出汁(だし)を取るのに必要なものは、魚の骨、水、酒です。用途や臭みを気にする方は、しょうがやネギなどの香味野菜を一緒に出汁を入れるのが良いです。
生の場合は血やぬめりを落とすために、しっかり洗うようにします。焼き魚の残りの骨の場合などは、あまり気にしないで大丈夫です。
*焼き魚や揚げた場合であれば、残りの骨をそのままでも使ってしまってもOKです。僕は、焼き魚の場合は、そのまま使っています。
鍋に水を入れ、調理酒(1ℓに小さじ1くらい)を入れ、残りの魚の骨を入れて加熱する。沸騰してから弱火にして15分ほどアクを取りながら、煮立たせたら完成です。
うちではシャトルシェフを使うので、ある程度アクが出なくなったら保温器の中に入れて15〜20分ほど放置して出汁を取っています。
シャトルシェフがあると、他にも鶏の骨や野菜くずなどから出汁を取る場合でも一回沸騰させた後は保温できるので、火を使わずに放置できて楽なのとガス代や電気代の節約にもなるので、めちゃめちゃオススメです。個人的には、ダントツで買ってよかった調理器具ですね〜
出汁の使いみち
カレー
出汁を取りすぎたときの使いみちに困ったときの鉄板とも言えるカレー。
水の代わりに出汁を使うと、特に隠し味を入れなくても味に厚みが出て普通の市販のカレーが劇的においしくなります。
実際、市場の食堂などでは魚のアラから取った出汁でカレーを作ったりしていていますね。出汁を使ったカレーについては、こちらの記事でもまとめているので良かったら見てみて下さい。
茶碗蒸し
出汁と卵と簡単な具材があれば、電子レンジで簡単に出来ておいしいのでよく作ります。
取った出汁で作ると、味はしつこくないの濃厚な茶碗蒸しになります。個人的には、さらにうまみが出るのでしいたけなどのキノコ類をよく入れますね。
炊き込みごはん
鯛めしなどの炊き込みごはんなどを作るときに、お水で炊くのでも充分美味しいですが、水の代わりに出汁を使って炊くとご飯がさらに出汁のうまみを吸った炊き込みご飯になります。
出汁によって味に厚みがあるので、塩や醤油などの塩味は少なくて済むので、塩分を控えるという観点でも出汁を使うのはおすすめです。
まとめ
きっかけは生ゴミを減らしたい
僕は若い頃は外食が多かったのですが、仕事に慣れて少し余裕が出てきたころに健康のことを考えて自炊する頻度を増やすようになりました。自炊が増えると、当然それに比例して生ごみも増えます。
生ゴミをそのまま捨てるのではなく、その前に有効活用することが出来ないか?と考えるようになり、何かの代替になり、生ゴミになる物は捨てる前に出汁を取れないかと考えるようになりました。
そこで、野菜くずは同じような方法でベジブロスという栄養成分たっぷりの出汁を取ったり、手羽元や手羽先の骨からも出汁を取っています。
そして、出汁を取った後の生ゴミはダンボールコンポストで分解させて肥料にしているのですが、魚の骨はリンを多く含むので細かく粉砕してイチゴなど肥料に活用したりもしています。
ザ!鉄腕!DASH!!でも魚の骨から出汁を取っていた
魚の骨は、そのまま生ごみになってしまいがちですが、捨てる前に残った魚の骨から出汁(だし)を取ってみてはどうでしょう?
ちなみに、ザ!鉄腕!DASH!!の0円食堂でも魚の骨だけで出汁を取るということをやっていて、おいしそうな汁物を作っていました。
実際やってみると、あえてこういう一手間かける時間が楽しかったりもします。