焼き魚などを食べた後や魚を捌いた後に出てくる魚の骨。そのまま、生ごみになってしまいがちですが、捨てる前に残った魚の骨から出汁(だし)を取ってみてはどうでしょう?
生ゴミを出したくない
20代のころは外食が多かったが、仕事も慣れて少し余裕が出てきたのと健康のことも考えて自炊する頻度を増やすようになった。自炊が増えると、それに比例して生ごみも増えた。
エネルギーの観点でも、そのまま捨てるのではなく、何か活用することで何かの代替になり、その分 エネルギーの無駄がなくなるのではないかと思い、考えていた。
野菜のクズは、ベジブロスとして栄養成分たっぷりの出汁になることが分かったので、ベジブロスにすることにした。

その次に、焼き魚を食べていた時に、確実にゴミとして出てくるな。。。と対処法を考えていたのが、魚の骨。
考えられるパターンとしては、2つ。
- 揚げて食べる
- 出汁をとってみる
普段、あまり揚げ物はしないので、②の出汁をとってみることにした。
実際に、アジの塩焼きの残りの骨を使って出汁(だし)を取って、味噌汁にしたらいい出汁が取れて美味しく食べることが出来た。
残った魚の骨での出汁(だし)の取り方
さて、残った魚の骨からの出汁(だし)を取るのに必要なものは、魚の骨、水、酒。
- STEP.1骨を洗う
生の場合は血やぬめりを落とすために、しっかり洗うようにする。焼き魚の残りの骨の場合などは、あまり気にしないで大丈夫。
- STEP.2臭みをとるそのまま出汁(だし)を取ると生臭さが残るため、焼いて臭みをとる。ガスコンロやオーブントースター等で、軽く炙って焦げ目をつける。IHの場合は、フライパンで油を引かずに少し加熱する。
*焼き魚や揚げた場合であれば、残りの骨をそのままでも使ってしまってもOK。僕は、焼き魚の場合は、そのまま使っている。
- STEP.3お湯に入れて煮だす。
鍋に水を入れ、調理酒(1ℓに小さじ1くらい)を入れ、残りの魚の骨を入れて加熱する。沸騰してから弱火にして15分ほどアクを取りながら、煮立たせたら完成。
出汁をとったあとの骨は肥料に
魚の骨には、植物の花や実をつける上で重要な栄養素のP(リン)が多く含まれているので、乾燥させてから家庭菜園用の肥料に。
コンポストに入れても良いし、細かく粉砕してイチゴなど肥料にN(窒素)を多く入れたくないような植物の肥料に使うなどの活用の仕方がオススメ。
実際に細かく粉砕して肥料にした記事はこちら。
食べた後の魚の骨でイチゴ向けのP(リン)肥料を自給する。
鉄腕ダッシュでもやっていた!
ちなみに、鉄腕ダッシュの0円食堂でも魚の骨だけで出汁を取っていて、おいしそうな汁物を作っていたので、少しでも気になった人はぜひお試してを。
普段ならそのまま捨ててしまうし、実際にわざわざ出汁を取るのは正直めんどくさい。だから、環境問題、家計のため、食材を楽しむ。。。きっかけ何でもいいので、実際にやってみてもらいたい。 実際やってみると、目的以外にもあえてこういう一手間かける時間が楽しいもので、生活を豊かにしてくれるのではないだろうか。
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