電動バイク E−Vinoに1年半乗ってみてのレビュー(メリット・デメリット)

E-Vono サイドビュー

テレビ東京で放送している「出川哲郎の充電させてもらえませんか?」で使用されている電動バイクE-Vino。

僕も2019年から主に日常での生活用に使っている。番組でも度々出てくるように、バッテリーの問題で長距離移動をするためには充電が必要になるという側面がフォーカスされるが、実際に乗ってみると思わぬメリットもあったりする。

そこで、今回は普段E-vinoに乗り続けてみて、実際に感じるメリット・デメリットをまとめてみた。

E-Vinoについて

E-Vino - バイク・スクーター | ヤマハ発動機

 

 

 

 

 

 

 

https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/e-vino/

E-Vinoは、ヤマハが発売しているスクーターのVinoの電動版で、2015年に発売された。

バッテリーは2つまで搭載可能なので、スペアバッテリーを購入することで走行距離は倍に増える。(スペアバッテリーは持っていた方が良い。)

カタログスペック

  • 走行距離:29km*
  • 充電時間:約3時間
  • 価格  :219,000円(税抜)

*30km/h定地テスト値(標準モード)、乗員55kg、バッテリー新品、気温25℃、乾燥路面、無風の条件下。

値段設定は、通常のVinoよりもやや割高だが、補助金が出る場合は価格差がほぼ無くなるため、金額的なデメリットはなくなる。燃費の部分で後述するが、ランニングコストは安くなるが、スペアバッテリーは購入した方が良いため、イニシャルコストが5~6万円ほど余分にかかるため。

実際のところ

カタログ上では、走行距離は29kmとなっているが、乗員の体重が55kmの条件のため、男性の場合はほとんどより重量がかかり、また多少なりとも坂などの傾斜があるため、実際の走行距離はもっと少なくなる。

僕の経験上では、普通の道を走る感覚だと25km弱。アップダウンのある坂道(一山越えるイメージ)を走ると20kmぐらいがバッテリーでギリギリといった感じ。

僕は、スペアバッテリーを1本もっているので、充電無しの場合は片道で20kmをE-Vinoで行くかどうかの一つの目安にしている。

Boost

E-Vino ブースト機能

坂道などのパワーが必要な場所だと、通常だと一気に減速してしまう。そういったときに、右ハンドルの下側にあるBoostボタンを押すと、30秒間出力が上がり、パワー・スピードが出る仕様になっている。

ただ、Boostを使うとバッテリーを消費しやすくなる。

ライトがずっと点灯

おそらく、バッテリーの節約のためにライトを点灯しない人が出てくることを見越してなのか、デフォルトでライトが点灯しており、消すことが出来ない仕様になっている。別に、それによって何か不都合があるわけではない。

 

メリット

メリット

性能への信頼性

Vinoの派生種であることから、乗り心地もよく、走りの性能も安定感がある。

電動バイクの性能については、ピンキリらしく実際に乗ってみると、地形など条件を選ぶ場合や故障しやすいものもあるらしいが、バイクメーカーが作っているということもあり、現在1年半ほど乗っているが、一度もトラブル等もない。

メンテナンスが楽

オイル交換が必要ないため、年1回の定期点検に出すだけなので、非常に楽。ネットだと、あまりこの点に触れられていないが、メンテナンスが楽なのはもっと推されても良いポイントだと思う。

しばらく乗らない場合についても、液体燃料を積んでいないのでバッテリーの管理だけちゃんとしておけば良いのでその点も楽。

音が静か

これは電動バイク全般に言えることだが、音が非常に静か。個人的には、原付やバイクの音が嫌いなので乗っていて快適。

難があるとすると、静かなので路地などを徐行しているときに人に気づかれにくいという部分はある。

排気ガスが出ない

これも電動バイク全般に言えることだが、排気ガスが出ないので、環境負荷が低い。

盗難されにくい

家に止めておくとときにバッテリーを取り外しておけば、仮にピッキングなどで鍵を開けられたとしても燃料がない状態になるため、盗難を防げる。

デメリット

デメリット

長距離移動に向かない

上述したように、実質はバッテリー1つでだいたい20kmちょっと、2つで40kmちょっとという走行距離のため、あまり長距離移動には向かない。

そのため、テレビで度々充電の必要が生じているように、原付で旅行するといった用途には向かない。

町中で充電しにくい

EVの車の場合は、専用の充電スタンドがある。

しかし、E-Vinoの場合は通常のコンセントで充電するため、電源があるカフェなどで充電する必要が出てくる。

充電に時間がかかる

公式では、空の状態からフル充電するまで約3時間とされている。実質は2時間ほどで充電は終わるが、それでも時間がかかる。

コワーキングスペースのように長時間滞在、かつ荷物をおけるようなスペースの場合は良いが、カフェなどだと長居する必要があり、街中で充電するハードルになっている。

坂道でのパワー不足

平坦な道だと、通常の原付と比較してそこまで不満なポイントはないが、坂道になった途端に急激にスピードが落ち、パワー不足を感じる。一応、よほど急な坂でなければ、登れないということはないので山道なども走ることはできる。

また、Boostを使うことである程度はカバー出来るが、それでもパワー不足が否めないこと、バッテリーを余分に使うことといった部分はデメリットではある。

バッテリー残30%切ると、スピードが出ない

バッテリーの残量が30%を切ると、メーター上にカメのマークが出現する。

いわゆる節電モードのような状態となり、Boostが使えなく、通常加速のパワーも落ちる。平坦な道ではほとんど影響はないは、その状態で上り坂に差し掛かると、時速10キロ台でちまちまと坂を登らなければならなくなる。

燃費について

日々の燃料代について比較してみる。

E-Vinoは、フル充電の値段が大体14円ほどかかる。実質的な走行距離を25kmとすると、1kmあたりで約0.56円が燃料となる。

それに対して、ガソリンで走るVinoだと、1Lで約58.4kmの走行性能*で、リッターの価格が130円とすると、1kmあたりで約2.22円となる。

*WMTCモード値:発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値。

そのため、1kmあたりの燃料は、約1.66円ほどEvinoの方が安くなる。実際の財布への影響で言うと、仮に1日あたり10km走る人の場合、年間で3,650kmの走行距離になり。年間あたり約6,000円ほど燃料費が安くすむ。

そこに、オイル交換が不要になるため、1回あたり1,500円で年間2回だとすると、約3,000円ほどになるため、燃料代と合わせると9,000円。そのため、年間で約1万円弱ほど、E-Vinoの方がランニングコストがかからないといえる。

購入するときに留意するポイント

行動範囲と地形

自分が、電動バイクを使う行動範囲と地形はあらかじめ把握してから買うか判断することをオススメする。

バッテリー1本の場合
  • 平坦な地形  :片道 12,3kmまで
  • 坂が多い地形 :片道  8,9km程度まで

スペアバッテリーを購入して、バッテリーが2本ある場合はその2倍のイメージ。

普段の使い方としては、バッテリー切れを考えないでもよい半径数キロレベルの近所を乗り回すのに使うのが、一番良いと思う。

収納

E-Vino 座席下スペース

物を収納するスペースとしては、小物であればハンドル下のドリンクホルダーに、あと座席下にヘルメットを入れる程度のスペースがある。しかし、スペアバッテリーを搭載する場合は、座席下に物を収納するスペースがない。

E-Vino ドリンクホルダー

僕は、後ろにカゴを付けたので、基本的に不自由はないが、最初からは付いていないので別タイプのリアキャリアとカゴを購入する必要がある。

E-Vino 後部カゴ

 

アクセサリーなど

ヤマハ リチウムイオン電池/ESB4-0

スペアバッテリー

上記でも触れているが、スペアバッテリーは税抜で53,400円とそれなりの値段はするが、スペアがあると走行距離が倍になるし、近距離移動でも片方を充電している間にもう片方を使うなど、利便性が向上するので、絶対に近距離しか移動しないという人以外は、買っておいた方が良い。

 

リアキャリアタイプ2 Vino(4ストローク XC50)/ビーノモルフェ/E-Vino

参考:リアキャリアタイプ2(Y’S GEAR)

リアキャリアの別のタイプは、Amazonにないため販売店等に取り寄せてもらう必要性がでてくるため、後ろにカゴをつけようと思っている場合は購入時に一緒に買ってしまう方が良い。

YAMAHA(ヤマハ) リアメッシュバスケット(Amazon)

僕はスーパーに買い物に行くのに使ったりするので、荷物を入れるのにカゴを付けた。

率直な感想

E-Vino 正面斜め

正直、走行距離(バッテリーの持続力)と充電スポットの問題が解消されると行動範囲が広がるので、どうにかならないかと思う部分はある。

しかし、メインは近所で使う用途のため、そこまで不自由なく使えていることとメリットの部分でも書いたようにメンテナンスが楽なことには、満足している。

なので、買って良かったなと思うことの方が多いので、書いているデメリットの部分にある程度、目をつぶれるという人にはオススメしたい。

 

 

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