実際に試したコーヒーかすの活用法のまとめ | 定番からニッチな使い方まで

コーヒーを淹れる

コーヒーを淹れた後に出てくるゴミとして捨てられがちなコーヒーかす。

このブログで消臭に使ったり、シャツを染めたりなどコーヒーかすの活用法について、実際にいろいろと試してきたのでそのことについて書いていきたい。

コーヒーかすの構造・特徴

コーヒー豆を挽く

コーヒかすの活用法の前に、コーヒーかすの活用できる特徴・構造について、少し触れておきたい。

多孔質の構造

コーヒー豆は、焙煎で元々豆に含まれる水分が飛ばされることによって、その水分があった部分が無数の穴となって、一般的に多孔質と言われる構造になる。

多孔質の構造の物の特徴として、その無数の穴に匂いを吸着される脱臭効果を持っていることが挙げられる。その特徴の代表例として言われているのが、脱臭炭などでも有名な炭だが、コーヒー豆の同じ様な構造を持っている。コーヒー豆以外にも、同じく焙煎している麦茶や茶殻なども多孔質の構造を持っている。

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コーヒーの香気

コーヒーの香気は、出枯らしのような状態のコーヒーかすも当然持っている。

コーヒーは、淹れたことがある人は分かると思うが、かなり強い香気を持っている。そのため、他の香りや匂いを打ち消す様な一面を持っている。脱臭機能とは別に、コーヒー独自の香気の部分が特徴としてある。

残っている成分やエネルギー

コーヒー自体は、コーヒーの成分をお湯で抽出した物なのでコーヒー豆自体のエネルギーや養分はコーヒーかすの方に残っている。

さらに、豆は葉っぱよりも油分などエネルギーが凝縮されているので、活用されていないエネルギーがたくさんコーヒーかすにはある。そのエネルギーが、後述する燃料として使うことができたり、養分として肥料になったりする。

鉄板:脱臭・消臭

オススメ!:消臭剤の代用

ティーバッグに入れたコーヒーかす

コーヒーかすは強い脱臭力を持っているので、乾燥したコーヒーかすをおいて置くだけで、消臭剤の代用として使うことが出来る。

猫クラスタにオススメ!:猫トイレの臭いを打ち消す

コーヒーの香りの壁

コーヒーの強い香りを利用して、猫のトイレの後などの臭いなど即効性を持って、消臭したい場合などにもコーヒーかすを利用することができる。

容器などに保存している乾燥したコーヒーかすを振るとコーヒーの香りが外に出てくるので、その場にある別の嫌な臭いを制圧出来る。そのため、猫がトイレしたあとのウンチの臭いをコーヒーかすで打ち消してから、片付けをするようにしている。

また、ウンチを袋に入れた後にその上からコーヒーかすを被せて臭いを緩和させたりするのにも使える。

染料・塗料

木材の塗料に

コーヒーで色付けした木材

コーヒーかすを刷り込んだり、コーヒーかすから抽出した液体で、木材の塗料の代替として使うという物。

色合いが自然な感じに仕上げることが出来るので、DIYで使う木材はだいたいコーヒーかすで色をつけることが多い。ただ、色素が強いわけではないので、何回か重ね塗りする必要があるので、手間はかかる。

シャツを染めてみる

コーヒ染め

コーヒーかすを使い始めた最初のきっかけが、シャツを染めたこと。コーヒー染めについては聞いたことはあったが、飲めるコーヒーをわざわざ染料に使うのには、なんかもったいのでコーヒーかすでやってみることにした。

塗料と同様に自然な色合いで染めることが出来る。ただ、こちらもコーヒーと比べて抽出液の色素が強くないので、淡い色合いになるので、複数回染める必要が生じる。

多分、日常的にシャツを染める人はあまりいないと思うし、ちょっと面倒だが、家にあるものだけで完結出来るので、興味がある

焚き火の燃料

焚き火2

乾燥したコーヒーかすは、焚き火の燃料に使える。実際、イギリスでは、コーヒーかすを大きなブロック状にして、燃料として販売されている。

焚き火では、形状的に持続力がないので補助燃料的な位置付けで使っている。

ただ、火力が安定していないときに投入すると煙が大量にでるので、Solo Stoveの様な小型のウッドストーブで焚き火をする場合は注意は必要。

Solo Stove ソロストーブ

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肥料

コーヒーかすは、元々が豆なので肥料になる養分を多く含んでいる。

ただ、肥料にする場合、コーヒーのカフェインを分解させてからにしないと植物の生育に影響がでるため、そのままプランターなどにはまかない方が良い。

そのため、一旦コンポストに投入したり、腐葉土と一緒に熟成させたりする必要がある。僕の場合は、上述のような使い方を優先しているので、そのままコンポストに投入することはあまりないが、乾燥に失敗してカビが発生した場合はコンポストに投入している。

茶殻などにも言えるが、コンポストに入れると発酵熱を出すので、コンポストに元気があまりない時などにまとまった量を投入すると分解促進材としての役割を期待できる。

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