市販のネギの根っこ部分を植えることで、またネギを収穫できる再生栽培。
再生栽培はいろんな野菜で可能ですが、その中でも圧倒的にネギがオススメなので、そのことについてご紹介します。
ネギの栄養と健康効果
血行促進
ネギの独特の香りのもとになっている「アリシン」という成分が、血行を促進する作用があると言われている。血行が良くなることで、冷え性の対策など体温を上げることに関連するため、体の免疫力の維持にも影響する。風邪をひいた時に、ネギを食べたほうが良いと言われるのは、昔の人はこういった作用を経験的にわかっていたからだと思う。
アリシンは、ネギの白い部分に多く含まれている。
抗酸化作用
青ネギの部分の多く含まれている「βカロテン」は、よくネギの効果で言われる抗酸化作用がある。
抗酸化作用は、活性酸素によって体が酸化するのを防ぐ働きのことで、それによって体の老化を防いでくれ、生活習慣病の予防にもつながる。
ビタミンC
青ネギには、ビタミンCも含まれているので、ストレスや風邪に対する抵抗力を強めたり、肌のケアに重要な栄養素と言われている。
根っこ部分を植える
市販のネギで、根っこがあるものについては下から4,5cm程度あれば、土に植えるだけで簡単にネギの再生栽培が出来る。
他にもブロッコリーや豆苗など色んな野菜が、実は植えると栽培することができる。このブログでも、2回食べた後の豆苗をプランターに植えて、エンドウマメを収穫したりした。
水耕栽培も可能
ネギがオススメな理由
簡単で楽
再生栽培で緑の部分を収穫して食べる分には、土寄せなどもあまり気にする必要がないので、ほぼ失敗しないし、楽というのが最大のポイント。
基本的には水やりと収穫した場合は追肥をしてあげていれば、サスティナブルにネギを収穫し続けることが出来るし、ずっと栽培していると成長によって分けつし、株分けで増やすこともできる。
室内でもOK
普通にプランターに植えてベランダなど育てても良いし、小さいプランターに植えれば、場所を取らないので、キッチンなど室内で育てることも出来る。
使い勝手が良いし、冷凍で保存がきく
ネギは用途も多いし、万能ねぎにして冷凍しておけば保存もきくので、使い方や収穫のタイミングに悩まされることがない。ハーブとかだと取れすぎたときに使い道が難しかったりすることがあるが、ネギは使いみちに困ることがないので株分けして増やしても全然問題がない。
僕のように朝食で納豆を食べるので、ネギは多少取れすぎるくらいあっても困らない。
ねぎ坊主が食べられる
ネギは育てていくと、花を咲かせる前に先端の花蕾の部分が丸く膨れていわゆるネギ坊主の状態になる。天ぷらで食べるとおいしいので、季節の風物詩的なモノをして楽しめる。
ただ、開花すると株が弱るので、我が家ではネギとしての生産性を重視して、その前に早めに取ってしまっている。
注意点
黒いアブラムシがつく
ネギやニラは虫がつきにくいが、ネギアブラムシという黒いアブラムシがつくことがある。アブラムシが付いた場合は、対処が必要になるので、そこが気をつけるポイントとはいえる。
とはいえ、他の野菜などと比べると、明らかに手間はかからない。
まとめ
本格的に家庭菜園をやろうとすると、水やりや虫などいろいろ手間がかかりますが、ねぎをちょっと植えるくらいだったら大して手間はかからないので、オススメです。
簡単だし、日々のちょっとした変化や癒やしになったりするので、ネギを買ったときに根っこ部分があったら、プランターにちょこっと植えてみたらどうでしょう?