桜の季節といえばお花見。お花見=桜の下で楽しく飲み会をするというようなイメージだが、それお楽しみにしている人もいれば、それを嫌な人もいるのではないだろうか。また、花粉症の人はそもそも外にすら出たくないと思っているはずだ。
僕は井の頭公園の近くに住んでいるが、花見の時期はあまり公園の中心エリアには近づかない。のんびりと散歩するために、このエリアに住んだのだが花見の時期は酔っ払った花見客がうるさくてうんざりしているから。
そんな人には、自分の家での自宅花見をオススメしたい。
桜の木の鉢植えを置けば誰でも自宅でゆっくり花見ができる。
また、自宅で自分の桜を見ながら花見をやったと、周りの人に話すと少なからずざわつくので、話のネタとしてもおいしかったりする。
僕は、人混みが嫌いなのともっと静かにゆっくり独りで桜を見ることが出来ないのかと思った僕は2018年から自宅で花見をすることにした。それが、すごく良かったので、その自宅花見の魅力を紹介しよう。
ゆっくりと花見ができる
外で花見をする場合、待ち合わせ・時間制限(井の頭公園は22時まで)などいろいろと制約が多い。だが、当然自宅であれば自分のペースでゆっくりと花見をすることができる。
僕は、自宅に人工芝を引いている庭スペースに桜の鉢をおいて、ウッドデッキに座ってのんびりとお茶を飲みながら、花見を楽しんでいる。
ほとんどの場合は、鉢植えの桜を楽しむので、おおきな桜の木が放つ壮観な印象はない。ただ、鉢植えならではの盆栽を眺めるようなおごそかな雰囲気を楽しむことができる。これは、普通の花見ではなかなか得られない鉢植えの良さだと思う。
インドア花見が楽しめる
室内に鉢を置けばインドアでも花見を楽しめる。
花粉症の人や場所取りが嫌な人が、カフェの窓から外の桜を眺めるインドア花見が2018年にトレンドワードにもなった。室内や窓から見える場所におけば、自宅で自分だけの桜を眺めるインドア花見が出来る。当然、室内であれば天候にも左右されないので、普通はしない雨の日にゆっくり桜を眺めるということができる。
ちなみに、僕は花粉症ではないのと春の陽気や空気を肌で感じたいので、基本外で自宅花見をしているが、雪が降った日は部屋の中からのインドア雪見桜を楽しんでいた。
そんなにお金がかからない
桜の木の鉢は安いものだと、3,000円以下で園芸ショップで買うことができる。ちなみに、僕はしだれ桜をオザキフラワーパークにで購入した。
桜を植える鉢は、会社から持って帰った胡蝶蘭が入っていた鉢を使ったので、かかった費用は桜の値段だけだ。
毎年見られることを考えれば、1回の飲み代くらいの費用くらいなので安いものではないだろうか?
まとめ
平安時代の歌人、在原業平は、かつて桜についてこんな歌を詠んでいる。
「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」
この世の中に、全く桜というものがなかったなら、春を過ごす人の心はどんなにのどかであることだろうかという意味だ。
これは桜があることで、いつ咲くのか?いつ散ってしまうのか?と、人々の心が落ち着かないということを読むことで、逆説的にいかに桜が人々から愛されてるのかを伝えている。
きっと、彼自身も毎年桜を見るのを楽しみにしていたのでしょう。
僕は、桜がある状態でのどかに過ごしたいと思っているけど。
ゆっくり桜を見ながら、そんな先人たちのことに思いを馳せながら、悠久の時間を過ごすのも一興ではないだろうか。