坐禅で苦手なサウナを克服する – 坐禅が培うサウナ”力”

サウナ

最近、ビジネスパーソンやクリエイターからの熱い支持でブームになっているサウナ。

サウナでよく言われるのは、熱いと冷たいを繰り返すことで促されるいわゆる超回復のような身体的なメリットは以前から最近言われていたが、最近注目されているのはサウナに入ることで頭の中や心が”ととのう”という部分の方だ。

また、マインドフルネスの視点でも坐禅、瞑想と同じような軸でサウナも取り上げられたりする。

しかし、この記事はサウナ視点のライフハックではなく、坐禅を日々続けていたら苦手なサウナに長く入れるようになったという日常の気づきがテーマだ。

なぜ、坐禅を日々やっているのか

僕は、ストレス耐性はある方で人と話したりしているとすぐ忘れるタイプなのだが、仕事でのストレスが多く、たまにお腹にきたりすることがあった時にメンタルのケアのために坐禅をはじめた。

僕には坐禅が合っていたのか、メンタルのケアもそうだが自分の感覚や思考などに良い影響を感じたのと何より簡単にできることから、かれこれ4年以上は朝起きた時を中心に坐禅をするようになった。

坐禅の記事はこちら

サウナのメリット

メリット

とはいっても、サウナが関係するので一応一般的に言われているサウナの効果・メリットについては整理しておくと以下のようなことが挙げられる。

“ととのう”

サウナと水風呂を繰り返してから休憩をしていると、ディープリラックスと言われる状態になり、とてつもなく気持ち良い状態になるのが、”ととのう”と言われている。

この状態を経験した人がサウナにハマるようだ。

というのも、僕はそこまで確信的な瞬間は味わったことがない。そこまで、元々あまりサウナ得意じゃないし、長い時間を使いたくないのでサウナと水風呂を2往復くらいしかしていないため。

なので、僕自身は”ととのう”ためというよりは後述の疲労回復や肩こり対策の意味でサウナを使っている。

 

健康効果

①血行促進

血行がよくなることで、代謝が促進されて老廃物や乳酸などが排出されやすくなり、疲労が回復しやすくなる。

また、筋肉や関節に溜まった疲労物質が流されることで肩こりや腰痛などに効果が見込まれる

デトックス

汗が多く出ることで体内の老廃物が排出されるため、デトックス効果が見込まれる。

サウナが苦手な人もいる

熱いじゃん

冒頭でサウナ好きが喧伝するサウナの良さについて取り上げたが、サウナが好きで高温の部屋にいることがわりかし平気な人がいる一方で、あまり長く入ることができずに苦手にしている人もいる。

僕もどちらかというと、サウナにずっと入るのが苦手で5分入るのだけでもけっこうきつかったりする。サウナに入った後に水風呂に入るのは気持ち良いのだが、水風呂を気持ち良いと思うところまでサウナに入っているというのが、なかなか難儀だったりする。

温泉に通う日々で悟る

坐禅とサウナが結びつくこともなく過ごしていたとある日に僕は悟る。

最近、日常の楽しみと健康を兼ねて週に2,3日ほど近所の温泉に行っている。最近、肩こりなどもあるため体を温めて血行を良くしようと思って、久しぶりにサウナに入って見ることにした。

無理ない範囲でさくっと出ようと思っていたのだが、サウナに入ってどう時間をやり過ごそうかと考えていた時に、僕は普段坐禅でやっていることを今やればいいのでは?と思った。

坐禅でやっていることとは、頭の中で気になることを追いかけない。ということ。

実際に、普段坐禅をしている時のように実践したら、5分を超えて10分でも無理せずにサウナに入ることができた。

坐禅のポイントはこちらの記事に。

僕が、サウナの中で具体的に心掛けたのは以下のようなこと。

俯瞰で見て、主観を捨てる

俯瞰的視野

これは例えばサウナに入っていると体の表面の皮膚が熱くなってくるが、これを主観的に熱いと思うのではなく、体の表面が熱くなっている、温度が高いなど客観的な感想を持つように心がけるようなイメージだ。

感覚的には、一歩引いた俯瞰的な視座から見ると、客観的に目の前の状況を捉えやすい。

そういう捉え方をすることによって、冷静になって精神が落ち着き、周りのものに心をとらわれず気にならなくなることで、結果的にそこまで熱さが気にならなくなる。

時計(12分計)を極力見ない

砂時計

時計を頻繁に見ると、目安にしている時間から逆算的に気にしがちになるため、心が浮つきやすくなるので頻繁には見ないようにしている。

砂時計については、砂が落ちているのをただ眺めることができるなら良いが、砂の残量によって経過時間が気になってしまうようだったら、砂時計も極力見ない方が良い。

 

なぜ、日々の坐禅がサウナにつながるのか

サウナに長く入ることができない場合、単純に熱さが苦手あるいは体質的な理由もあるが、メンタル的な部分によるところが大きい。

サウナに入っている状態で、あ〜熱い、辛いといったことを脳内で思っていると、その意識に支配されて体的にはまだ全然大丈夫な状況でも外に出てしまうようなことが僕の場合しばしばある。

坐禅は、自我を捨ててただ坐るというようなイメージのため、日々坐禅を続けているとその感覚が多少なりとも分かってくる。

サウナが苦手な人にとって、熱いや苦しいと思うことはまさに自我や雑念になるため、日々の坐禅のようにそういったものにとらわれないようにすることが、結果的にサウナに長く入っていられる状態を作ることに繋がる。

サウナの注意点

  • 入る時間は無理せず(10分前後を目安に)
  • 水分補給をこまめに。
  • 食後や飲酒後は避ける
  • 疾病のある人は長時間避ける etc

サウナに入るときは施設の注意などをちゃんと読んで、認識してから入るようにしましょう。

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