しじみやあさりの味噌汁を食べた後に出てくる貝がらやフライドチキンや手羽先を食べた後に出てくる骨のゴミ。
普通にゴミとして捨ててしまうものだが、捨てる前に前に何か活用する方法があるのではないだろうか?とほかの方法も考えて、プランターに土を入れるときに底にひく鉢底石に活用できるなと思い、実際に使ってみることにした。
そもそも、鉢底石を使う目的は?
鉢底石の用途と機能
鉢底石は、プランターの底に敷く石のことで、主に軽石などが以下の理由で使用される。
- プランターの水はけの改善
- プランターの土の流出の防止
鉢底石がないと、底の穴が固まった土に塞がれてしまい、水はけが悪くなり、生育に影響が出たり、根腐れを起こしてしまう原因になったりする。
そのため、プランターの底に鉢底石を敷くわけで、要は底の穴を土に塞がれないようにできれば、石でなくても良い。そこで、貝がらや骨でやってみようと考えた。
一般的な代用方法:発泡スチロール
ちなみに、一般的な代用方法としては、発泡スチロールも有効と言われている。
発泡スチロールは、軽量で自然分解されにくい(というかほぼされない)という性質があるため、鉢底石に求められる条件と合致する。
特に、軽量という部分は結構重要。普通の石を代用にすることもできるが、プランター自体がけっこう重くなるので、あまりオススメはしない。
今回、使用する素材
うちでは、コンポストで生ゴミを分解させているのだが、一緒に食べた後のしじみの貝がらやフライドチキンの残りの骨などを仕分けるのがめんどくさいのと周辺についている貝柱や肉の欠片などの残骸を微生物に分解してもらおうということでそのままコンポストに突っ込んでいる。
別にそのまま鉢底石に使っても良いと思うが、鉢底石を使うタイミングと貝殻や鶏の骨が出てくるタイミングはなかなか一致しないので、一旦コンポストに突っ込んでいる。
ちなみに、鶏の骨から良い出汁がとれるので、チキンを食べる→出汁を取る→コンポストに投入→鉢底石に使う流れを個人的にはオススメする。
しばらくは、そのままコンポストに入れておき、残骸を分解させて、堆肥にする。しばらく、熟成させて、堆肥として使うときにコンポストから分解されていない貝がらや骨がでてくるので、それを鉢底に
あとは、適当にプランターの底に敷き詰めればOK。
コンポストについての記事はこちら ↓
鉢底石を代用するメリット
お金がかからない
元々がゴミになる物なので、お金がかからない。
鉢底石自体は、販売価格は数百円ほどなので、単体では節約効果は薄いが、土、肥料、種、プランターなど家庭菜園は資材が塵積でお金がかかってくるので、一つの一つ積み重ねが大事になってくる。
鉢底石以外の物については、こちらにまとめているので、気になる人は参考にしてください。
ゴミの削減→CO2排出削減
家庭ごみでは貝がらは生ゴミに分類され、他の生ゴミと同様に焼却されるケースが多い。
わが家のようにコンポストを使っている家庭では、分解される生ゴミは捨てずに活用されますが、縄文時代の貝塚が発掘されるように貝がらはなかなか土壌中では分解されない。
生ゴミと一緒に焼却してしまうと、生ゴミを運ぶ際と焼却の際に化石エネルギーを消費し、また焼却されることで貝がら自身の炭酸カルシウムが化学反応を起こし、大気中にCO2として排出される。
しかし、貝がらをそのまま鉢底石などで焼却せずに使用することで、排出を抑制することができる。
- ゴミの輸送量削減によるガソリン消費の削減
- 焼却時の化石燃料の消費の抑制
- 分解されないため、CO2の排出を抑制