和食はもちろん、色んな料理の肝ともいえる出汁。
水出しであらかじめ、出汁を取っておくと、雑味の少ない旨味のある出汁が楽しめることに加えて、料理を作る前の手間が一つ減ったりするので、けっこう便利でおすすめです。
そこで、今回はHarioの水出しボトルを使って、簡単に取れる水出し昆布出汁について。
水出しのメリット
・料理の手間が減る
・雑味が少ないおいしい出汁が取れる
・出汁を取ったあとの昆布が活用しやすい
料理の手間が減る
すでに出汁が取れている状態からスタートするので、出汁を取るという工程を省いて料理を作ることができる。手間が減るので、時短にもなる。
暑い夏場だと、出汁を取るために火を使わなくて良いのに加えて、出汁が冷たい状態なのでおひたしなどの料理に使えて便利。
冬場の場合は、水出し茶などをあまり作らなくなるので水出し用のボトルの活用に昆布出汁がちょうど良い。ちなみに、我が家では量的にちょうど良いのでHarioのボトルを使っているが、普通の麦茶を作る時のボトルやジップロックのような普通のタッパーでも代用出来る。
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雑味が少ないおいしい出汁が取れる
時短だけであれば、顆粒出汁を使えば良いが出汁自体がとてもおいしいのが水出しの特徴。かつお節も使った一番だし、二番だしを取る場合でもよりおいしい出汁を取ることが出来る。
水出しで取ると、お茶やコーヒーの水出しと同じ様に、低い温度で抽出することによって雑味が出にくく、旨味を抽出してくれる。特に昆布の場合は、高温で抽出するとぬめりが出たりするが、水出しによってそういったことが無くなるので、よりすっきりしつつ旨味のある出汁になる。
出汁を取ったあとの昆布が活用しやすい
水出しで出汁をとった後の昆布は、高温で抽出していないのでヌメリが少なくて扱いやすい。
加えて、料理を始める前の段階で昆布を取り出すことができるので、捨てずに活用する動きが取りやすい。例えば鍋の場合などだと、鍋の加熱の段階で出汁を取るために昆布を入れて、出汁が取れたらすぐそのまま鍋び具材を入れて料理する方に意識がいくため、昆布を活用する方に意識がいきにくい。
出汁をとったあとの昆布は、煮物や炒め物、佃煮など用途は広いし、活用することでゴミも出ないし、昆布の栄養分を余すことなく摂ることもできるので、活用できるに越したことはない。
そういう観点でも水出しにすると、肌感覚で昆布を活用しようという方向に意識が向きやすくなると感じるので、お茶に使わないときは出汁を取るのに積極的に使うようになった。
水出しのデメリット
時間がかかる
温度が低いと、出汁を抽出するのに時間がかかる。そのため、水出しの場合も8時間ほど時間を置くので、すぐに使いたいというときにすぐ水出しの出汁が取れるわけではなくので、あらかじめ仕込んでおくことが必要になる。
出汁のとり方
- 水:1 L
- 昆布:25g程度
昆布を水に浸けて、8時間くらい冷蔵庫においておく。イメージとしては、夜寝る前に昆布を浸けておいて、次の日の朝に出汁として使えるようなイメージ。
冷蔵の場合は、2~3日で使った方が良いので、仕込んだ次の日の晩ごはんなどに使うようにしておくと良い。余った場合は、翌日使うか冷凍しておくようなイメージ。
冷凍庫だと数週間は保存できるが、せっかく水出しでおいしい出汁なので作ってすぐに使ってしまう方がオススメ。
水出しの昆布出汁の料理
昆布だしは、煮物や茶碗蒸しなどの和食には当然あうが、写真などのパスタなどの洋食系の料理にも使うことが出来るので、汎用性が高い。
茶碗蒸し
まさに出汁が決め手になる料理といえる。ただ、出汁と具材と溶き卵を混ぜてから器に入れて、レンジでチンするだけで作れるので、簡単かつおいしいので、我が家でもよく作る。
具材に鶏肉やしいたけがあると、具材からも旨味が出て、より出汁の良さを引き立ててくれる。
パスタ
クリースソース系のパスタのベースに使っても合うし、トマトソースと合わせても美味しい。カツオ節をかけて食べるような和風パスタだと、ナチュラルに旨味の相乗効果があるため、より効果的に昆布だしを使うことが出来る。
まとめ
おいしく出汁が取れ、料理を作る時の時短にもなる水出しの昆布出汁。
普段作る料理の美味しさをワンアップさせたい人は、ぜひ一度やってみるのをおすすめします。