超簡単!ソーラークッカーでほうじ茶を焙煎する | gosun GOの活用法

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太陽光だけで、調理や湯沸かしをすることが出来るソーラークッカー。

アウトドアや電気やガスが使えない災害時などにも使えるという特徴を持っている一方で、時間や容量などの関係で日常的に活用できているわけではない。

そこでやや持て余し気味のソーラーを焙煎するのに活用してみたので、そのことについて書いていきたい。

背景

フライパンの焙煎は疲れる

白米を焙煎

 

  • 腕が疲れる
  • ガス代がかかる

フライパンなどで焙煎する場合、火の当たり方が偏らないように振りながら焙煎する必要がある。これがけっこうめんどくさい&疲れる。僕はめんどくさがり屋なので、何回かやってからフライパンで焙煎することに気が進まなくなってきた。

また、焙煎する間は、火をつけっぱなしにするのでその分ガス代がかかるのが、シャクな感じがする。

そこで、災害の時用+日常の湯沸かし用に買ったソーラークッカーのgosun goを使って太陽光で焙煎すれば、放置でかつガス代もかからないのではないか?ということでソーラークッカーを使って焙煎してみることにした。

冬場は、ソーラークッカーを持て余し気味

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ソーラークッカーは、湯沸かしだと60〜90分くらいで自らお湯を沸かすことができるので、春や秋はお茶やコーヒー用のお湯を沸かすのに使い勝手が良いので晴れの日はよく使っている。

ただ、冬場は外に置いているをセットと回収で短時間で2度外に出るのが寒いのと飲む回数が増えるので、僕の持っている小型のソーラクッカーだとお湯が足りないので、持て余し気味になる。

僕の持っているソーラークッカー gosun goのレビューをこちらの記事に書いているのでよければ。

そのため、比較的長い時間放置しておく焙煎にソーラークッカーを使ってみることにした。

ソーラー焙煎のメリット

メリット

手が掛からない

ガスやIHの場合、常に火元を気にしておかないといけないが、ソーラー焙煎の場合はたまに確認は必要だが、それ以外の時間はそこまで意識を取られないですむので、放置プレイが可能。

一回セットしてしまえば、楽チン感はシャトルシェフに通じる部分がある。

金が掛からない

ソーラークッカーの費用はかかる(DIYで作るにしても材料費)が、ソーラークッカーがあれば焙煎に関するランニングコストがほぼ掛からない。

室内で出来る(焙煎するものによっては)

春先や秋冬は、日の入る角度が斜めに傾くので室内に太陽光が入りやすくなり、その光を使って室内焙煎をすることができる。

室内光だと、クッカー内の温度上昇に倍以上の時間がかかるので、湯沸かしや調理などに使うのは現実的ではないが、逆に焦がさないように低音でじっくり焙煎したいようなモノの場合だと逆にこの条件が好都合に働く場合がある。(ほうじ茶など)

応用編:室内光でのソーラー焙煎

夏以外の日の傾きを利用

窓ガラスと網戸の遮光率

日の入る角度が斜めになりやすい夏以外の季節は、室内光が部屋の中に入ってきやすくなるため、それを利用することが出来る。図のように、窓ガラスや網戸を挟むことで部屋に入ってくる光が35〜60%ほど落ちるので、外よりもソーラークッカーの温度内の上昇を抑えながらじっくりと焙煎させることが出来る。

しかも、室内なので設置や撤収の手間も楽なので、古い茶葉を焙じ茶にする場合などにオススメ。オール室内光でやる場合は2~3日ほどかかるが、完全放置プレーで出来る。僕自身は、手間がかからないのでこっちのやり方でやることが多い。

1日で終わらせたい場合や室内光で火力不足を感じる場合は、最初の1時間ほど外の直射光でソーラークッカー内の温度を上げて、そこから室内光でじっくり焙煎すれば1日で仕上げることも出来る。

室内光で焙じ茶を焙煎

室内光で焙煎

お茶っ葉のように火力が強いと焦げてしまったりする物の場合、放置して作るのが難しいが、あえて室内において火力を落としてじわじわ焙煎させることで放置しつつ、上手く焙煎することが出来る。

実際に焙煎したほうじ茶

焙煎に使った茶葉は、燻製用に買ったものでお世辞にも品質の良い茶葉とは言えない。(実際、緑茶で飲むと全然おいしくない)

ほうじ茶としては、コクや深みだと物足りなさはあるが、普段飲みするほうじ茶としては全然イケるレベル。

フライパンの焙煎と比較しても、ソーラー焙煎の方が長時間ゆっくりと焙煎しているせいか、雑味などの味の尖りが少なくて飲みやすい感じに仕上がった。

そのため、楽でクオリティも良いのでほうじ茶の焙煎は、ソーラー焙煎でやることにした。

ただ、難点は一回の茶葉の量を多くするとムラが出やすいので、1回あたりで焙煎できる量が多くできないので、僕は日常的にほうじ茶をよく飲むので、それを充足するために、こまめに何度か焙煎する必要はある。

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代替ではなく、長所を活かす

自然エネルギーや大豆ミートなどの植物肉のような、環境問題などの社会問題を出自にしたモノは、目的が既存のエネルギー・製品の代替ということだけにフォーカスされがちだ。

そのため、既存にあるものとは違うモノなので、比較すると若干の不便さや欠点が存在する。

しかし、フラットに違うモノということに着目すると、既存のモノにはない利点が見えてくることがある。僕にとって、そんなことにダイレクトに気づけた事例だった。

そう考えると、いわゆるエコの観点で検討されている様々な製品や仕組みもどう代替するかだけでなく、そのモノの持っている長所を活かすことを考えるともっと面白いことが出来るのではないかと思ったりもする。

 

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