皆さんはペーパーログという新聞紙で作る紙の薪をご存知だろうか?薪ストーブなどの補助燃料の位置付けで、燃料コストの節約あるいはゴミとなる新聞紙の有効活用方として使われたりしている。
このブログでも、BBQの炭の補助として作って、実際に使ったりしている。
このペーパーログは、作るときに器具を使ったり、圧縮させるために紙を濡らしたりするので少し大掛かりになり、手間がかかったりする。
今回は、もうちょっと小さい規模だがより簡単に燃料として使うのにトイレットペーパーの芯を使って、ペーパーログもどきを作ってみた。
以前、このブログでもペーパーログを作った
最初、ペーパーログを作ろうと思ったときに、市販のペーパーログメーカーをみたらそれなりの値段なので、ペットボトルを使ってお金を使わずにペーパーログを作った。
それを実際にBBQのときに使ったりしたりはしたのだが、そこまで頻繁にBBQをする訳でもないので数回作ってその後はやらなくなった。(新聞を取っていないので、作るにはわざわざ古新聞をもらう必要もあったため。)
ただ、最近日常のささやかに楽しみでウッドストーブで焚き火をするようになり、燃料の需要が出てきたので選択肢としてペーパーログが僕の頭の中に浮上してきた。
しかし・・・・。
ペーパーログは作るのが面倒
ペーパーログは、
①新聞紙を濡らす
②濡れた紙を圧縮する
という二つの工程で必要で、正直作るのがめんどくさい。
現在も新聞を取っていないので古新聞を集めてわざわざ作るほどの大量に必要な訳でもないので、ティッシュなどの日常ゴミを燃料に有効活用しようと思った。
そこで、トイレットペーパーの芯にティッシュを詰めて、ペーパーログのもどきを作ってみることにした。
作り方
材料
- トイレットペーパーの芯
- ティッシュなど(紙系のゴミ)
作り方
ソロ用のウッドストーブに入れる用のペーパーログもどきの作る手順。
ウッドストーブに入る高さになるように、トイレットペーパーの芯を半分にカットする
筒状の芯の中に、あまり空気が入らないようにギューっと圧縮して押し込むイメージでティッシュゴミなどを詰め込む。
押し込んだ後に、中身がこぼれたりせず、状態が安定していれば完成。
燃やしてみる
実際にお湯を沸かすための燃料として使って見ることにした。
ウッドストーブの中に2つをセッティングする。数が多いと、中の空気の通りが悪くなるので入れすぎないようにする。
着火しやすい燃料を一緒に入れて着火。今回は、ボロボロになって使わなくなったすだれ(簾)の端材とティッシュ(+床にあった猫の抜け毛)を使用した。着火してすぐに炎を出すくらい燃えるわけではないため、初期火力が弱いと火が消えるか煙が出るため、ある程度の火力が必要。
火力が安定してくると、そこに合わせて一緒に燃焼するので普通に追加の燃料として使うこともできた。
ある程、燃焼し切って火が出なくなった状態で見てみると、丸めたティッシュ1つくらいのサイズの黒い塊に。普通に紙を燃やした時のような燃えかすの変な広がりはない。このまま、火吹き棒で空気を送りつつ、炭火状態で燃焼させたらキレイに灰になった。
メリット
作るのが超簡単
ここに尽きる。
芯の中にティッシュを押し込んでいくだけなので、作るのがとても楽。
灰が燃焼の邪魔をしない
紙系の場合、丸めたり折ったりしても燃えているときに紙が開いてしまいがちなので、すぐに燃え尽きてしまう。
芯の中に押し込んでおくと、芯がガードになるので紙が開きにくく、結果として燃焼が持続しやすくなる。
潔癖症じゃない人向けのワンポイント
花粉症など花を大量にかむ時期は、同タイミングで水分を含んでいるティッシュが大量にゴミ箱の中に出てくる。
このタイミングで押し込むと、ペーパーログを作るときに新聞紙を濡らすのと同様に圧縮した後にその状態固定しやすくできる。
ちょうど、ティッシュゴミも大量に出てくるので、良質なペーパーログもどきを作れる。
*潔癖症の人は絶対無理だし、コロナなど衛生面でも問題があるので、手で触れないなどの工夫をしましょう。
デメリット
トイレットペーパーの消費スピードに依存
トイレットペーパーの芯がゴミとして出てくるのは、当然日常のトイレットペーパーの消費スピードに依存するため、トイレットペーパーの芯とティッシュなどのゴミの量がのバランスはかみ合わないかもしれない。(というよりかみ合ったら、奇跡的)
量のバランスが合わない場合はバラで燃やせば良いのでそこまで
単独では使えない
ペーパーログと同様、あくまで補助の位置付け。燃料として主力になるほどの火力があるわけではないし、それだけで長時間の焚き火ができるわけではないので、そこは割り切る必要がある。
雑感
トレイットペーパーの芯を使ったペーパーログもどき。
使って見た率直な感想としては、単独の燃料としては機能しないが、元々いらないゴミをそこまで手間がかからずに燃料と使えるので、今後もウッドストーブの補助燃料として日常的に使おうと思った。
小規模でやる分には、新聞紙で作るペーパーログよりも全然筋が良い。