燻製を作るのに、香り付けに使うスモークチップ。
うちにあるプランターの桜の枝を使って、自分でスモークチップを作ってみたので、そのことについて書いていきたいと思います。
うちの桜の枝が枯れた
うちでは、元々春に自宅で花見をするために、プランターで枝垂れ桜の木を育てている。そのおかげで春は自宅花見を毎年楽しんでいるのだけど、去年の年末から年明けの冬の時期に水やりを放置気味にして、雨が少なかったのあって、枝部分が一部枯れてしまった。
その枯れ枝を普通に焚き火に使っても良いのだが、せっかく桜なので燻製用のスモークチップを自分で作って見ることにした。
ちなみに、↓が自宅でプランターの桜で花見をした記事。来年は、ちゃんと花見をしたいなーと思います。
スモークチップ/スモークウッドの役割
スモークチップは、チップの煙を食材にあてることで風味やチップ独特の香りを付けるのに使われる。
スモークチップは、サクラやリンゴ、ブナ、ナラなどを使っているものが一般的。特に、サクラはスモークチップの素材としては最も一般的といえる。
ちなみにチップは色んなもので代用が可能で、このブログでも茶葉を使って燻製を作ったりもしている。
僕はよく乾燥させた茶殻で燻製を作ることが多い。
チップの作り方
- 剪定した桜の枝
- ノコギリ
- ヤスリ
- ナイフ(小刀)
ノコギリで枯れ枝を剪定。剪定バサミでいけるなら剪定バサミでOK。
表面の皮についている汚れ、コケなどは変な匂いの原因になるので、皮は使わずに剥がしておく必要がある。ナイフで削っても良いが、枝がそこまで太くないのとあまりナイフに使い方に自信がないので、ヤスリを使って表面の皮を削った。
ナイフで枝を削る。
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完成イメージ
小一時間ほど削って、出来たチップがだいたい10gほど。ちなみに、僕が普段燻製を作るときが代替10gほどなので、ちょうど一回分ほど。
削りカスは着火剤に
ヤスリで削ったカスは、焚き火の着火剤代わりに使えるので、まとめておく。
切った断面をケア
剪定した桜の枝の断面は、雑菌の侵入や腐敗の防止のために表面をケアしておいた方が良い。(じゃがいもの種芋の断面に灰を付けるのも同じ理由から)
アルカリ性の灰を塗って置くことでそのケアになるので、灰を水に溶かしてモルタル状にして、断面に塗ってケアに。焚き火やバーベキューとかで出てくる灰は、肥料以外にあまり活用法が思い浮かばなかったので、ちょうど良い活用法になった。
ちなみに、以前灰をプランターにまいて、アルカリを強くするとアジサイの花の色が変化するかを試したこともあるので、参考までに。
まとめ
けっこう手間がかかりますが、たまたま桜の枝が手元にある奇特な方は、たまにはいつもと違ったことをするという感覚でやってみてはどうでしょう?