安く・簡単に猫ドアをいい感じでDIY | ネコのいる暮らし

冬の断熱のために部屋と部屋の間を締め来ていても、猫は部屋を自由に行き来できる猫ドア。

網戸は良いけど、さすがにドアには穴はあけられない。。。賃貸でドアやふすま部分に穴をあけられない制約に悩んでいる飼い主の方は多いのではないだろうか。

賃貸の場合、扉タイプについては穴を開けるか扉ごと変えてしまう必要があるため、ハードルが非常に高い。

一方、和室のふすまやベランダのサッシなど引き戸タイプの場合は賃貸でも猫ドアを設置できる。猫ドアが市販もされているし、DIYで作ることもできる。

そこで、今回は猫ドアのDIYがテーマ。

シンプルな猫ドアを1,000円以下、作業時間1時間以下という省エネで作ったので、そのことについて書いていきたい。

市販の猫ドア

CF 猫ちゃんサイズの室内ふすま用フリードア JFD パネル:木目 × 設置場所実寸:1750~1950

引き戸用の市販の猫ドアは、高さのサイズが出来、賃貸でもつけられるので、設置している人も多いのではないだろうか。

お値段は、3万円弱。お金に余裕がある人は、工事不要ですぐに取り付けが出来るので、市販の猫ドアを買ってしまう方が楽で良いかもしれない。

うちは、家計的に猫ドアに3万円持って行かれるのは正直厳しい。

また、パーツのプラスチックの質感が部屋のイメージとも合わないので、部屋の雰囲気を邪魔しないシンプルな猫ドアを自分でDIYで作るにした。

DIYの猫ドア

DIYで猫ドアを作るにあたって、実際に制作されている方のものを参考にすることにした。

最初に見たのが、1枚板の真ん中部分に穴を開けて、市販の出入り口用ドアを取り付けるパターン。

最も市販の猫ドアに近く、DIYを考える上でもベースになるベーシックなイメージ。

image

出典:https://ameblo.jp/toranekoblog/entry-11980321157.html

丸パクリしようと思ったが、こんな懸念材料が。

  • ノコギリでまっすぐ切るのが苦手。
  • 市販の通用口用の猫ドアの質感(金属やプラスチックの質感)が人工感が出て部屋のトーンに合わない。

次に参考にしたのが、こちら。

2枚の板を合わせた時に、真ん中に出入り口の穴ができるというもの。こっちだと、ノコギリの難易度がだいぶ下がるので、僕には合っているかも。

ただ。。。。

  • ノコギリで切る回数が倍になる

う〜ん、なんかめんどくさいな。。。

そこで、もっと作業が簡単で、部屋にも合うようにするためにどうするかを考えるために、猫ドアの要素を棚卸して、本当に必要な機能は何かをゼロベースで少し整理してみた。

猫ドアの必要な機能を整理

まず、市販の猫ドアの機能としては、おおまかにまとめると以下の4点がポイントとなる。

  1. 工事が不要
  2. 猫が勝手に出入りが出来る
  3. 出入り口をロックできる(猫を部屋に入れたくない時に)
  4. 部屋を仕切ることでの断熱効果

これらのポイントを踏まえて、うちに必要なマストな条件を整理すると、

  1. 工事が不要(これは、もちろん)
  2. 猫が勝手に出入り出来る

という、2要素さえ、最低限あれば良しと考えた。

出入り口のロックは、ドアの標準機能から外すことで、市販の出入り口用猫ドアを使う必要をなくし、デザイン状と作業状の制約を極力取っ払った。

ある程度、制約と前提を緩くした上で、

いかに、

  • 安く
  • 楽に
  • イイ感じ(部屋に合う)

にしていくかを少し(10分くらい)が考えた結果、がこちら ↓

採用したデザイン

最初に参考にしたアイデアを組み合わせて、構造、作業のどちらも極力シンプルにするために、出入り口の穴を真ん中ではなく、端にするというデザインを採用することにした。

材料と作り方

材料

ふすまの引き戸レールのサイズに合わせた板1枚

(高さ1790mm、幅179mm、奥行き19mm)

使ったのはSPF材。柔らかくて加工しやすくて、1枚1,000円ほど。

※必ず、採寸しましょう。

作り方

 

事前準備
猫の採寸
あらかじめ、猫の通れる幅を把握しておく。
手順1
マークをつける
 板の横端から地面に並行に13cm、地面から垂直に15cm、35cmの位置2ヶ所(13,15)(13,35)にマークをつけておく。

※うちの場合は穴の大きさは縦20cm、横13cmで余裕と判断してこのサイズに。

手順2
穴を開ける
マークをつけている部分に、ノコギリの歯を入るようにドリルで穴を開ける。
手順3
カットする
穴と穴の1辺と端から穴までの2辺の計3辺をノコギリで切る。
手順4
ヤスリをかける
 切った部分を丁寧にヤスリをかける。(猫が通ったときにケガがないように。)

手順5
取り付け

ふすまレールに板をはめれば完成。

 

設置後

 

設置した時のイメージ

出入り口部分は、両側にリネンの布を暖簾状にして取り付けた。

実際に猫に通ってもらうことにした。

うちの猫が通ってくれるか、早速試してみることに。

お最初は、暖簾に触れて出入り口には入らなかったので、暖簾を押して奥に行けるんだよ〜というのを見せていたら、すぐに使用してくれた。

 

あとは、習慣づけのためにカリカリの入れているタッパーをじゃらじゃらさせてその音で呼び寄せてみたら、なんの躊躇もなく通ってきたので、設置日から問題なく使えている。

 

まとめ

今回の猫ドアのメリットと想定された懸念材料についてどのようなケア(どう応用するか)ができるかを整理してみた。猫ドアをDIYで作ろうと思っている方は参考までに。

メリット

  • 予算が安い
  • 作業が楽ちん
  • 若干曲がっても大丈夫
  • 板の幅を狭くできる
  • 部屋の雰囲気に合わせやすい

予算が安い

予算も木材1枚と暖簾の布部分だけで済む。暖簾はうちにある物を使ったので木材だけで済み、ホームセンターでカット込み1,000円ほど作ることが出来た。

作業が楽ちん

ドリルの穴あけ〜切るところ1辺だけで済むので、あとは端から2辺を切れば良い。そのため、僕のようにノコギリが苦手な人も作業が楽。

まっすぐ来れなくても大丈夫

市販の猫ドアを組み込まないので、切った部分も曲がっていても猫が問題なく通れさえすれば良いので、失敗するリスクが低い。

板の幅を狭くできる

通行口用にあけるサイズがフレーム部分をカウントしなくても良いので、余白は片側部分だけを気にすればい良い。

部屋の雰囲気に合わせやすい

使っているのが木とリネンの布なので、人工感が出ず、和室の雰囲気にも合うし、キッチン・ダイニングのインダストリアルデザインの雰囲気にも合う。

懸念材料について

出入り口をロックできない

猫を通したくないタイミングがあまりないので、そういう時は出入り口のところに物を置いて、猫を通れないようにすることにした。

ロックを頻繁にしたい人は出入り口用の猫ドアをつける方が良いかもしれない。

防寒などの断熱

夏に関しては、風通しが良いほうが良いので暖簾の方がむしろ良い。

冬に関しては、暖簾の下に透明ビニールを貼って、断熱を補強することにした。

耐荷重のバランス

穴を端にしたので、細くなっている部分の耐荷重のバランスは気になったが、板自体が軽いことと枠にはめ込むので一部分に追加で大きな重量がかかることがないため、基本的に考える必要がない。

仮に耐久性に問題が出てきても、元の予算が安いから問題ない。

見た目のバランスの悪さ

暖簾で覆っているので別に気にならない。

 

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