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猫トイレにAmazonのダンボールで防音対策 | ネコのいる暮らし

僕はネコを飼っているのだが、最近ネコのトイレの音でちょっと困っている。

うちには現在、ネコトイレが2ヶ所あって、寝室に近い方のトイレをメインで使うことが多く、夜中にトイレの音で起こされることがしばしば。音の原因は、ネコがトイレ自体をガリガリするのと、猫砂に使っているホワイトペレットのじゃらじゃらという音。

夜中に一度起こされると、朝起きた時に、あまり寝た感じがしない、気分が良くない。朝の坐禅でカバーをしているが、気持ち良く起きれるに越したことはない。

そこで、防音対策として、Amazonのダンボールの中の底に敷かれているダンボール板を使って、有孔ボードと言われる防音材を作って設置してみた件が、今回のテーマ。

ちなみに、朝の坐禅については、こちらの投稿を参考までに。(本当にオススメ)

現状の猫トイレ

うちでは、猫トイレを2ヶ所に設置している。どちらも臭いがダイレクトにこないように、DIYでトイレカバーを使っている。

一つは引越し先でサイズが合わなくなったクーラーの室外機カバーをトイレカバーにして、そこにデオトイレのハーフカバータイプを置いている。

手前に布をかけて臭いの拡散を抑えているイメージだが、現状は仮止めの状態。最終的には、正面全体を覆うようにする予定。

 

デオトイレ ハーフカバー本体セット 

こちらのデオトイレの方が大きいので元々こちらをメインに考えていて、もう一つはサブのイメージだったのだが、ネコがもうひとつをメインで使うことが多いのが現状。

もう一つが渦中の猫トイレ。まだ家のテレビがブラウン管だった時代に買ったテレビ台をDIYでシンプルな外装の色にして、中に入るサイズが小さめの花王のニャンとも清潔トイレを置いている。

普段は、写真の上にリネンの布を暖簾状に使って、右半分の入り口部分の遮蔽(臭いが漏れにくように)にして、もう半分はガラス戸を閉じた状態でシートを変える時などトイレを外にだす時にだけ開けるようにしている。

花王 ニャンとも清潔トイレ(amazon)

そのため、自分的にはある程度遮蔽しているで大丈夫だろうと思っていたのだが、先述のように思っていたよりも音が気になるので、対策を施すことにした。

 

そもそもの話

ネコ好きの人には釈迦に説法、孔子に論語かもしれないが、金で簡単に解決する問題じゃね?と思う方もいると思うので、ここで想定QAをどうぞ。

(写真は、うちのポーロくん♂)

猫砂の方が静かなのでは?

ペレットは、臭いへの効果、片付けの手間の簡単さ、コスパが素晴らしいのです。なので、変えたくいないのです。

ここではあまり触れませんが、値段も安く、ニオイ対策にもなるので、猫砂にペレットは超おすすめなのです。

STクラフト ホワイトペレット 22kg

STクラフト ホワイトペレット 22kg

 

そもそも、もっと防音のしっかりしたトイレカバーを買えば良いのでは?

このブログのテーマでもありますが、無理のない範囲であんまりお金をかけず、身の回りの工夫でどうにかしたいと思っています。

このブログのテーマは、普通の生活の中で環境負荷とお金の依存度を下げるということを大きなテーマにしています。

捨ててしまうものをちょっと立ち止まって考えると、意外な活用法があったりして、それが出来るとちょっとした達成感を味わえる。

しかも、お金をかけず、環境負荷も低い。だから、やっている感じですね。手間を考えれば買った方が早いので。

防音の基礎知識

さて、防音対策をするにあたって、防音について少しは知って置かないといけない。ということで、いろいろと防音について調べてみた。簡単にまとめると、遮音と吸音という2つの観点で考えるのが重要らしい。

イメージとしては、音をいかに閉じ込め(遮音)、空音をどう小さくするか(吸音)といった感じ。

遮音

文字の通りで音を遮る(さえぎる)こと。

厳密にいうと、音(音のエネルギー)を別の空間に伝えないようにすることを意味する。

遮蔽物を置くことで音が跳ね返され、音が外に漏れるのを防いでいる。

今回の場合で言うと、テレビ台のトイレは正面の半分以外は覆っているので、このカバーが音を遮る役割をしているが、出入り口の空いている部分などから音が漏れる。

現状、反響して外に漏れる音がけっこう気になる。よって、音自体を小さくする対策も必要。

吸音

これは、音を吸収させて外に漏れたり、反響を抑えること。

これも厳密には、音を緩衝材のような素材に当てて、音のエネルギーを吸収させることを意味する。

音楽室や建築物の小さい穴が多く空いている壁は、吸音の目的で設置されている。このような壁に使われているボードは穴が空いていることから、有孔ボードと呼ばれている。

吸音のメカニズム

 

普通のカベの場合、当たると音が跳ね返り、反響する。そのため、音が小さくなっていないと、隙間から音が漏れてしまう。うちの場合は、トイレの3方を囲っているが、入り口部分に隙間があるので、音が減衰仕切らずに外に漏れてしまっている。

それに対し、有孔ボードを取り付けているカベの仕組みは、有孔ボートとカベの間に空気の層があり、穴に入った音がその空気の層の中で音が分散し、反響する過程で音が吸音されて、結果的に外に漏れる音が小さくなるという仕組み。

そのため、穴だけでなく、穴の先に空気の層があるような構造にすることが重要である。それと、同時に音を吸収しやすい素材の方が好ましい。

Amazonのダンボールで有孔ボードを作る

材料と作り方

材料
Amazonのダンボールの中の底に敷かれているダンボール板

Amazonの外箱は猫ベッドやマガジンラックなどのDIYに活用しているのだが、中敷きに使われているものは現状活用していなかったのと外箱よりも材質が柔らかいため、穴をあける作業がしやすいのでこちらがオススメ。

STEP.1
穴をあける

とがった錐状のもので穴をあけていく。うちでは、ドライバーを使って穴を開けた。 最初は、少し大きめの穴にしようと彫刻刀でくり抜いていたが、かなり面倒なので2枚1辺にドライバーで穴を開けた。

ちなみに穴をあけるときに同じ高さの台を2つ用意して、その間に橋をかけるように置くとダンボールが固定されて、リズムよくポンポン穴をあけやすい。

STEP.2
穴をあけていないダンボールとくっつける

のりやボンドで穴をあけたモノとあけていないモノをくっつける。 ここで、ポイントなのが面と面の間にちょっと隙間ができるようしてくっつけるようにすること。

面と面の間が空いていると、吸音効果が高くなるので、あえてくっつけにくいが穴をあけた時の下側の部分を接着面にする。上の2つの写真の下の方の面。(別にテープでもなんでもくっつけばOK)

※取り付ける場所が壁のような場所であれば、穴をあけたパネルだけを取り付ければOK。

STEP.3
取り付ける

うちでは、左右と奥、正面のガラス部分の裏側の4ヶ所に取り付けた。

 

効果検証

早朝にたまたま早めに目が覚めている時に、ネコがトイレに行くタイミングがあったのだが、音はするがだいぶ軽減されて、反響が弱くなり、音自体が低くなっているように感じた。そのせいか、音に気づきにくいのと、聞こえてもあまり不快に感じないため、効果をしっかり実感することが出来た。

ちなみに、その時に僕の横で寝ている相方は猫トイレの音に気づかず、ずっと寝ていた。

結論:良いけど、定期的にメンテナンスが必要

まだ、経過観察中(現在2週間)だが、問題なく生活出来ている。

猫も特に嫌がることもなく、そのまま使い続けているので、順調。

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