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高知特産の柑橘・小夏の皮で苦味のないお茶を淹れる

みかんなどの柑橘を食べたあとにゴミで出てくる皮。

このブログでも実践しているが、ただ捨てるにはもったいないくらい色々な活用法がある。以前、みかんの皮を入浴剤代わりに活用した。

乾燥させたみかんの皮は、陳皮と呼ばれ漢方薬の原料になっている。身近なものだと、七味唐辛子の中に陳皮が入っている。

また、プアール茶に陳皮を加えてお茶にしたり、陳皮だけの陳皮茶というものも売られている。ただ、みかんの皮だと苦味が出てしまうので、僕は陳皮だけでお茶にはしないが。

この前、高知に行ったときに名産の柑橘である小夏を買って帰り、食べた後の皮をどうしようか考えた時に、お茶を淹れてみようと思った。というのも、小夏は日向夏のように白い部分も食べるので、皮を乾燥させてお茶にしても苦味や雑味が出ないのではないかと思ったからだ。

小夏の果皮(ピール)を乾燥

同じ柑橘なので、みかんのように乾燥させる。

食べた直後に使う場合はそのままでも良いが、乾燥させると保存性が良く、使い勝手もよくなるので、タッパーなどに入れて風通しの良い場所で乾燥させる。

乾燥できたら、用途に応じたサイズに切り分ける。

今回はお茶なので、めんどくならない範囲で細かくでだいたい5mm角くらいのサイズにカットする。カットしたら写真のようにビンなどの保存性の高い容器に保存する。

お茶を淹れる

カットしたピールを急須に入れてお湯をそそぐ。

分量は、お茶一杯分120mlに対して、2gぐらいのイメージ。

お湯を入れたら、4〜5分待ってしっかり抽出してから、湯呑みに淹れる。

味の印象は予想通り、苦味がなくて飲みやすい口当たりで香りもしっかり出て、ほのかな甘味が感じられた。

全然、飲む分には問題ない味だったが、お茶というよりは柑橘の香りがしっかりした白湯という印象だった。

緑茶葉や烏龍系のお茶と組み合わせて飲んだ方が、ティータイムの飲み物として楽しめると思う。

効果・効能

皮に含まれる香り成分のリモネンは胃の働き活発にしたり、香りによるリラックス効果が見込まれる。

また、みかんの皮や袋などの部分には毛細血管を強くする作用のあるヘスペリジンという成分が含まれているが、水に溶けにくい成分なのでお茶などにはあまり抽出されない。

ただ、小夏や日向夏の場合は食べるときに広い部分ごと食べるのでそこでヘスペリジンを摂ることでできる。

どうしても、無駄なく摂りたい人は料理やスイーツなどにピールをまんま使う方が良いだろう。

小夏(日向夏)のメリット

メリット

味のところにも書いたが、小夏や日向夏は食べる時に白い部分も食べるので、みかんだときになるような苦味がない。

そのため、陳皮を作る時にみかんだと丁寧に皮から白い部分を取る作業が必要だが、小夏の場合は気にせず、いい意味で雑に作ることが出来る。

白い部分が残っているとその味はするが、ほのかな甘味を感じられるのでこれはこれで一つの味わいとして成立する。

オススメの飲み方

水出しピール緑茶

Harioの水出しボトルに茶葉と一緒にピールを入れて、最低3時間置いておく。

合わせる茶葉の種類によるかもしれないが、家にあった八女産の普通の煎茶に合わせてみたら、後味に柑橘のほのかな香りの余韻を感じるような味わいになった。

苦味は全く出ていなくて、茶葉の方も水出しで苦味が出にくいので、苦いのがが苦手な人にはオススメ。朝食と一緒に朝茶で飲んだりするのにも良い。

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